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令和6年度 医療費が変わります

医療サービスの公定価格である「診療報酬」は、原則2 年に一度改定されます。令和6 年度は改定の年に当たり、医療従事者の人件費などにあたる「本体」部分が0.88%引き上げられることになりました。
みなさんが受診する際に関連する主な変更点をご紹介します。

令和6年6月からの変更

  • 初診料・再診料の引き上げ

    医療従事者の賃上げや人材確保の実現のため、初診料、再診料などが引き上げられます。
    また、賃上げ実現など一定の基準を満たした医療機関は、初診60円、再診20円を加算できるようになります。

  • マイナ保険証利用で医療費が安く

    医療DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する体制を整備している医療機関には80 円(初診)が加算されます。
    またマイナ保険証を利用すると、従来の保険証で受診するよりも安くなります。

  • 入院時の食事代が引き上げ

    入院時の食事代は長年据え置かれてきましたが、食材費等の高騰を受け、1 食あたり30円引き上げられます(一般所得者の場合)。

令和6年10月からの変更点

  • 患者が希望して先発薬を使うと負担大

    成分が同じで安価な「ジェネリック医薬品」があるにもかかわらず、価格の高い「先発薬」を選んで処方してもらう場合には、ジェネリック医薬品との差額のうち4 分の1 にあたる金額が患者負担となります(対象は表参照)。先発薬を選んだ場合の自己負担額が、従来以上に大きくなります。

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